先ずはハウスリーフのご紹介から。

(ボートダイビングでの水中写真は、ハウスリーフが長くなりすぎましたので
別ページにしました。「ボートダイビング水中写真編」もどうぞご覧下さい)






先ず最初は桟橋からのエントリーです。




桟橋近くにはいつもこのフルートフィッシュ?が群れています。
和名アオヤガラです。
ヘラヤガラはトランペットフィッシュといいますが、どちらかというと
このフルートの方が形状的には近いと思う。




その先にはいつも決まった場所にヒメジの群れがいます。
これが戻る時の一つの目印です。




近付くとこんな魚です。







ここはフグ天国なのかというくらいフグはたくさんいた。
その一つがこのコクテンフグの紅海版。
マスクドパッファーとか言った気がする。
まあ、図鑑も買わなかったから絵だけご覧下さい^^;



                                                 (Photo by Kiyo)
アップにするとこんな顔。




そんなのがこんな編隊を組んでやってきた日にゃ、
もうアドレナリンやらドーパミンやらがドバドバでてしまう^^
あ、それだと興奮して鎮静して結局変わらずか^^;




こういう殆ど黒いぞ!というタイプもいた。



                                                 (Photo by Kiyo)
これはサザナミフグというものかな。
以前日本の慶良間ではポンタという名前の付けられた
人気者がいたが、それと同じ種類(だと思う)
何せ紅海は完全にクローズな海ではないが
やはり太平洋のものとは似て非なものが多いようだ。

ハウスリーフでも下の砂地まで下りると30mくらいはあったが
こうして見るととてもその深さとは思えない透明度だ。



                                                 (Photo by Kiyo)
これはYellow Boxfishのオス。
メスは黄土色。
メスの色が名前になっている所が面白い。



                                                 (Photo by Kiyo)
これはアラビアンボックスフィッシュ。
まだ大人では無いのではと思う。
太平洋で言うとクロハコフグに当たるフグだと思う。
これはなかなか撮りづらかった。個体数も少なかった。



                                                 (Photo by Kiyo)
ネズミフグ
(これも少し違うかも知れないがきりがないので明らかに紅海型というもの以外は太平洋にいる名前で書いてしまおう)
これも他の海では少ないが、ここではしょっちゅう見た。
ペアになっていることもよくあったし、3角関係とかも^^



                                                 (Photo by Kiyo)
こうやって見ると君たち丸いね。



                                                 (Photo by Kiyo)
あ、やっぱり丸くないわ。








ハタタテダイの紅海型。
機内誌で見かけて、おおっこれ撮るぞ!っと意気込んで、最初のダイビングで見つけた時は
おおおっ!とまたまたアドレナリンやらアリナミンやら(は出ない。出たら売る^^)出まくり
ガシガシ撮った。
これもフィッシュアイでがぶり寄りで撮った。
バックの海がきれい。ほんと、大型水槽という海だった。




これなんかは水槽ですといっても疑わないような写真だ。




そしてこれが今回の2大目的の一つ、ゴールデンバタフライ。
ああ、やっぱりいい!感激。
もう二十年来水中で見たいと思っていたから。
これでもう目的の半分は達成したなと思った。
(しかしこの後も見かけるたびに撮ったからゴールデンの写真は山ほどある。



                                                 (Photo by Kiyo)
お顔のアップはこんなかんじ。
いいね、いいね。




おお、この2種がツーペアでいる!
あわわ、あわわ、撮りにいかんと撮りにいかんと。
え?減圧?そんなことは後で考えるわ!
みたいな感じで下りていった。




もっと迫力ある写真をとくっつくくらい接近した。






                                                 (Photo by Kiyo)
太平洋・インド洋でいうとムラサメモンガラにあたるもの。
体の柄はシンプルだが目のあたりの配色は芸術的だと思う。




撮影雑記でも取り上げたチョウハンの紅海型。




これは太平洋・インド洋型です
白帯の上の黒いところと、尾鰭近くの上の部分は随分違う。



                         (Photo by Kiyo)
縦位置の構図もけっこういい。





バディが「バカボンみたいなの」と言っていたベラ。
最初何のことか分からなかったが、ほっぺたが渦になっているから
という理由だった^^




ベニオチョウチョウの紅海型。
色の違いと目の辺りの模様が違う。




ミスジチョウチョウの紅海型。
尾鰭のあたりの色は全く違う。
何せ見慣れないのがいると大喜びで撮ってしまった。




トゲチョウの紅海型。
これは後ろ上部の黒点が無いのが大きな違い。




これは太平洋型。
完全な大人ではありませんが大人でも黒点はあります







                                                 (Photo by Kiyo)
目の後ろの黒い○は目への攻撃を避けるためのダマシだろうか?
それにしても汚い・・・・・




キンセンベラの子供。
本当の目はもちろん右の方ので
左のでかいのはダマシの目。
でもこれが目だこれが目だと念じながら見ていると
だんだんそういう風に見えてくる。
それにしてもどこかで見たような目。
あ、昔テレビで見ていた怪獣の目だ^^










ソウシハギ。
紅海のは体の黒点が殆どないのが他の地域のとの違いみたいだ。
カリブのも太平洋とほぼ同じだったが。




どう猛な海の殺し屋もいない穏やかな海でみんなのんびり平和に暮らしているようにみえるが
小競り合いはあちこちで見られた。









寄り添う帰り道。
じゃなくて、カエルウオ。

これは紅海固有種だと思う。
こういうシーンは初めて撮れた。
カエルウオにしてもギンポにしても2匹がこうしてくっつくのを見ることは殆どない。
この時も2匹があちこちちょろちょろ動いていたが一緒になった瞬間を撮った。




爽やかな感じに撮れた。
海のブルーに染まりそうだ。




こちらは大型のギンポだけど、地味。
でも胸びれはオレンジっぽくて、よく見ると意外ときれい・・・ということはないか^^








紅海でもミスジリュウキュウスズメダイというのに抵抗があるが
今回たくさん見たスズメダイはシコクスズメダイだった^^




ここのハマフエフキは尾鰭の縁に色が着いている所が違う。
これはけっこう大きい。
お刺身にしたらかなり食べられそう^^
ソマベイで見た大きな生き物ベスト3に入るかも。




カメも何回かしか見なかったが、見ると嬉しいもの。




カイワリ(ホシカイワリ)の群れがいきなり現れた。
こういうヒカリものは見かけると反射的に撮ろうとするが
大抵は間に合わないがこの時はいいタイミングで撮れた。








紅海の写真というとキンギョハナダイのイメージが強いが
実際多かった。
どこにでもいるわけではないが、所々にこうやって群れている根がある。




群れていると華やかで撮りたくなるのは無理がないと思う。



                         (Photo by Kiyo)



                                                 (Photo by Kiyo)
近くで見るともっときれい。
体も単なるオレンジではなく、ブルーがベースにあるように見える。




ピンクの珊瑚をバックに撮ったらきれいだろうなと、
そういうタイミングを見計らっていた。
思った通りの感じに撮れた。











ブダイは似ているのがいっぱいいて分からないのが多いが、
多分これは紅海固有種(ということにしておこう^^)




まあ、寄ってみてもわからんものはわからん^^




・・・・・・^^;
でもブダイはカラフルだし、泳ぎ方も可愛いから好きだ。



                                                 (Photo by Kiyo)
今回いつもハウスリーフで見かけた不思議な光景。
群れているという泳ぎ方ではなく何かに群がっているという泳ぎ方だったが・・・



                                                 (Photo by Kiyo)
近付いてもクラゲをつついているわけでもなく、
他に何かいるわけでもない。
毎度見に行っても毎度何もなく、あまり近寄るとバラけてしまうだけだった。
不思議。何か殆ど見えない生き物がいるんだろうなあ・・・



                                                 (Photo by Kiyo)
普通は砂地にいて、泳ぐのもほんの短距離を泳ぐだけなので
こういう所を泳ぐのはそんなに見なかった。



                                                 (Photo by Kiyo)
このブルースポッテッドスティングレイ(たしかこんな名前だった)は
しょっちゅう見かけた。



                                                 (Photo by Kiyo)
目はまるで黒目を黒目と殆ど同じ大きさの保護膜が覆っているように見えるが
だからといって、黒目ぱっちりのエイを見たことはない。
でも、あの黒い所だけで見ているとしたら、よく見えないだろうなあ。



                          (Photo by Kiyo)
ちょっと分かりづらいかもしれないが、
「ミノカサゴのいる風景」というかんじ。
ミノカサゴは多かったが、どれもこれも岩や珊瑚に張り付いていて
浮いていたら撮ろうと思っていたが殆どそのチャンスは無かった。



                                                 (Photo by Kiyo)
ミヤコテングハギ。
子供の頃お店で見かけた時、この魚何かが他のと違うと思ったら
鱗がないことに気が付いた。
それ以来その質感が好きで、ずっと好きで、今も好きで、そしてきっとこれからも・・・・
というほどのものではないが・・・^^

太平洋型は背鰭が黄色くないがインド洋型と紅海のは鮮やかな黄色で更にきれい。







                                                 (Photo by Kiyo)
どこでも見られるが、今回の数少ない「群れ系」。



                                                 (Photo by Kiyo)
この大型のベラは紅海固有種。
尾鰭が特徴的。
これくらいの大きさ(30センチくらいあったかなあ・・・)だと
もうあまり怖いものはいない、といった海だ。



                                                 (Photo by Kiyo)
と、思ったら、敵は意外な所にいた^^
ガンガゼかなにかを食べようとした時に刺されたんだろうなあ。
人間もガンガゼのトゲが刺さるとなかなか治らないから
こいつも当分こうなんだろうな。
可哀想に。




これはバラハタ。
ハタもたくさんいた。



                                                 (Photo by Kiyo)
だから、こんな格好しているヤツもいました。
「俺が押さえておくから、今の内に通れ!」 みたいな^^
そう思ってみると目も口のへの字も力を入れて踏ん張っている様に見えてくる(笑)




ニシキヤッコ。
この角度からだと太平洋型との違いは分からない。




横から見ても違いは分からない。
どうして似て非なものと似て似ているものとがあるのだろう。




ヒレナガハギの紅海型。
それにしても色が違いすぎるし、こっちのはオレンジがたくさん入っていてきれい。



                                                 (Photo by Kiyo)
このキイロハギが尾鰭だけ残してブルーになってしまったようなのは
一見地味そうだが意外と目立って、潜り始めてすぐに気が付いた。
紅海固有種だと思う。




ブルーつながりでイソモンガラを。
こう見るとモルでカーテンみたいにたくさん泳いでいるアカモンガラみたいだが
大きさがまるで違う。





これも大きい個体はボートダイビングでみたのは50センチはあった。
見てる見てる。
「な、なんだよー」って言ってるみたい。







クマノミはどこに行っても似ているが、太平洋以外のものは
大体固有種であることが多い。
これも色合いからして紅海固有種(だと思う^^)

まずペアで仲良さそうに撮ってみた。
両方にピントが合わないといけない。




真横からも押さえておいた。
色が淡くてきれいだ。




そうすると、今度は可愛らしさを出すために正面からのショットも撮りたくなる。
可愛い顔に撮れたと思う。
しかし・・・・




このショットには敵わない(と思う)
今まで撮ってきたクマノミ写真の中で一番可愛く撮れたと思う。










ヤイトヤッコの紅海型。
背ビレに黒い部分があったり、目の下にも少しだけ柄があったり
という違いくらいしかなさそう。




サンゴの間には幼魚が周りを警戒しながら暮らしている。
みんな大きくなればと願う。




これも上の方にあるハタとベラのとはパターンは違うが
目の位置をくらます模様が入っている。
でも、そういうのって本当に不思議。
突然変異で目の回りに染みのできた個体が目の攻撃から逃れることが出来、
その結果そういう個体の生存率がそうでない個体より高く、
長い時間かけてこういう柄に固定された、ということなのだろうけどなぁ。
生存率が違うほど目への攻撃があるのかなあ、ダマシの無い種類も多いみたいだしなあ、とか・・




お腹がはち切れそう。
おお、友よ^^;




キンギョハナダイに混じってヒオドシベラの幼魚がいた。
今回はヒオドシベラをたくさん見た。
このステージのものも多かったし、もう少し成長したものもたくさんいた。
そういう場所は初めてだった。






次はハウスリーフのナイトを。




                                                 (Photo by Kiyo)
これは少し分かりづらいかもしれませんがカニです。
目は真ん中あたりの灰緑の点です。




これもカニ。
ゴミかと思ったけど、よく見たら生き物だった。
こういうのを見つけるのが楽しい。




これはかなり大きかった。
外套幕の大きさは20センチ以上あったと思う。
動きも結構速く、みるみるサンゴの影に隠れてしまった。



                          (Photo by Kiyo)
スズメダイもお休み中。
目も半開き(実際は変わっていないが^^)




ブダイってこういう笑い顔のが多い。
相変わらずカラフルだけど昼とは違う気がする。




ガンガゼを覗いてみると小さなエビがいた。




トリミングして拡大してみるとこんなエビだった。




キンギョハナダイもサンゴの間で寝ていた。
今までキンギョハナダイが寝ているのってそういえば見たこと無かった。
やはり数が余所と比べて多いからこういう姿も見られたのだと思う。
それでもこれしか見なかった。




ハウスリーフの最後はきれいなベラで締めようと思います。




桟橋から少し左に行ってどんどん下りていくとキンギョハナダイに混ざって
このベラがたくさんいました。
でもヒレが大きくきれいなの(オスの婚姻色?)は一部で、
熾烈な争い(メスを巡って?)をしていました。




これはメス?





あれ、2つ上とすぐ上の中間みたいな色合い。
うーん・・・




でもって、こういう色合いのも。
水色にピンクが淡く透き通っていてとってもきれい。





これでハウスリーフは終了です。